近くの写真屋のショーケースに飾られたオリンパスM-1を見たときにはとても衝撃的で物欲に駆られたものでした。
これが欲しいと思いショーケースのオリンパスM-1を何度も見せてもらえいました。
しかし当時の私には簡単に買えるものではなく数ヶ月が経過しました。
そうしますとM-1はライカ製本との名前が重複していたことからOM-1という名前に変更されてしまうということを知りました。
M-1を購入するのは今しかないと思い、すねを大かじりしまして手に入れることができました。
初期ロットのM-1は5,000台ほどだったそうです。
ショーケースにあったM-1は私の手元に届きましたが、多くの方の手垢もついていたのが気になったのも確かですが、うれしさであまり気になりませんでした。
今なら展示品価格になる商品だったかもしれません。
田舎のカメラ店ですから、展示品自体があまり無かった時代でした。
M-1には標準レンズが2種類用意されていて50mmにはF1.8とF1.4がありました。
もちろん私はレンズの口径が大きくてカッコ良かったF1.4が欲しかったのですが、予算的な理由からF1.8しか購入できませんでした。
最近はオールドレンズを今のデジカメに装着して楽しむ方もいらっしゃるようですから、そのうちに我が家のEPL-2で使ってみようかなとおもっています。
でもマイクロフォーサーズで使用すると2倍になるから100mmはどういった使い方をするのか考えてしまうのですが。
広角が好きな私には難しいレンズです。
やはり昔から私は広角レンズが好きだったようで、M-1用に購入したと思われる28mmのレンズが出てきた。
ただし予算がやはり無かった時代でしたから、F2.8と少し暗いレンズでした。
レンズはすでにOM-システムの表示となっています。
このレンズ、オリンパスのホームページではかなりの好評価となっていまして、小型軽量でコントラストの再現性は抜群とのこと。
隠れた銘玉のようなのですが当時はそんなことは知る由も無く、軽量なM-1に安くて軽量な広角レンズが欲しかっただけだと思います。
こちらのレンズこそはオリンパスのEPL-2で利用しても良い1本かもしれません。
オートフォーカスではないレンズをEPL-2の見難い液晶モニターであわせるのは楽しいか苦行なのかどうかなと思ってしまいますが。
風景であれば何枚か撮ってみれば良いので、じっくり楽しむのには良いかもしれません。
28mmですから、56mm換算となり標準レンズとして楽しむといったところでしょうか。