W213のメルセデスベンツE200アバンギャルドに乗った感想とC180アバンギャルド及びS300hとの比較について教えます

W213のメルセデスベンツE200アバンギャルドに乗った感想とC180アバンギャルド及びS300hとの比較について教えます

W213のE200のエンジンについて

中古で購入したS300hが9か月で5年目の車検となりましたので代車としてE200アバンギャルドを5日間借りましたのでその感想を教えます。


E200はマイナーチェンジ前の車両で登録から1年経過し、走行距離は8,000キロほどとなっていました。





メルセデスベンツE200アバンギャルドのエンジンはM264の1.5リッター直4ターボ+BSGとなっています。



アクセルを少し踏んだ時の出だしの力強さは最大トルク160N・mの動力補助のおかげでしょうか。


8か月前に代車としてしばらくの間借りていたメルセデスベンツC180アバンギャルドも同じ1.5リッター直4ターボのM264でしたが、BSGが追加されるとずいぶんエンジンに対する感想も良くなるなと思いました。


E200アバンギャルドはアクセルを踏み込めば素早いとは感じないものの、それなりの加速感がありました。


日頃乗っているS300hはエンジントルクで加速する感覚が楽しめるのですが、ガソリンエンジンはやはり回転上昇で加速を感じるものだと再確認しました。


1.5リッターエンジンだけでしたら回転数が上昇するまでの低速での加速時に力強さを感じないと思ったのですが、BSGのおかげなのかトルクを感じます。


エンジン音自体は心地よいものではありませんので、あえてアクセルを踏んでスポーティに走ろうという気にはなりません。


ボンネットを開けてみますと防音のために吸音材が貼ってある場所もCクラスと同様にエンジンのある部分だけとなっていますので、防音にはそれなりのコストしか掛けられていないことがわかります。



もう少しロードノイズやエンジン音を遮断しないと高級車感は感じないのではないでしょうか。


運転していて気になったのは、BSGのためかどうか分かりませんが、ブレーキを離した時のクリープが強すぎて、気を付けないと飛び出してしまいそうに感じるので気を使います。


E200アバンギャルドのクリープ現象は日ごろ乗っているS300hと、GLA45に比べてかなり強いと感じました。


E200もエコノミー、コンフォートやスポーツ、スポーツ+の切り替えができますが、単にエンジンのシフトアップポイントが高くなるかどうかの違いしか感じませんので、利用する価値は感じませんでした。


通常の走行はコンフォートで十分で、スポーツにしても官能的ではないエンジン音と、かえって運転がギクシャクするシフトアップで個人的には不快でした。


E200はコンフォートでゆっくりと運転する車だと思います。


E200アバンギャルドは廉価版ですからヘッドライトもマルチビームではありません。


夜間に運転していてマルチビームが付いた車両に乗っていた者には、この点もマイナスポイントとなりました。


Eクラスに限らずメルセデスベンツに乗るのでしたら、オプションであってもマルチビームヘッドライトをお勧めします。

内装について

代車で借りたE200アバンギャルドの内装はやはりSクラスには及ばないというのが本音でした。


代車のためフロアーマットがゴム製のものが敷かれていたのも大きくマイナスとなったポイントです。




次回の購入車のこともあり、Eクラスはどうかと代車に乗るのを楽しみにしていたのですが、800万円もする車の内装がこの程度であれば個人的には欲しいと思わないといったのが正直な感想です。


代車のためかなりいい加減に乗られていたのか1年でかなりシートなどの内装は汚れていましたので、やつれた感じがEクラスに豪華さ感じさせなかった理由かもしれません。


メーターパネル周りのデザインはSクラスと変わらないのですが、なぜかSクラスの様な広がり感がなく狭く感じたのは車幅が違うからでしょうか。




S300hの幅は1900ミリ、E200アバンギャルドの幅は1850ミリですから5センチしか変わらないのですが。


室内長も関係してくるのでしょうが、日頃S300hに乗っている私にはE200アバンギャルドの上質感は物足りなさを感じてしまいました。


運転席前に2面あるモニターパネルはS300hよりも新しいこともあって、表示されている色も多くとても華やかです。



ただし細かな表示項目も多いことから目移りしてしまいそうなのですが、実際の運転時にはヘッドアップディスプレイの速度しか見ていませんのでそれほど問題にはなりません。


メルセデスベンツに上質さを望むのでしたら年式は古くなりますが、Eクラスよりも同じ予算で買えるSクラスの程度の良い保証付きの中古車をお勧めします。

乗り心地について

E200アバンギャルドは17インチタイヤの乗り心地が良いバージョンでしたが、やはりエアサスの乗り心地にはかないません。



一度メルセデスベンツのエアサスの乗り心地を知ってしまいますと、次回もエアサス付きが欲しいと思ってしまうでしょう。


決してE200アバンギャルドの乗り心地が悪いということではありませんが、荒れた路面を通過する際にサスペンションがバタバタしているのを感じてしまうので、長時間の通勤時には少し疲れてしまうというのが本音です。


エンジンが同じということもあるためか、どちらかというと以前に台車で借りたCクラスの乗り心地に近いと感じました。


最高速が60キロの自動車専用道で家族を乗せていた時に言われたのですが、タイヤノイズが大きいので高級車を感じないそうです。


荒れた路面ではありませんが、GLA45よりもロードノイズが大きくて耳障りなのはタイヤのせいでしょうか。


長時間の乗車はこのロードノイズで疲れるかもしれません。

燃費について

片道22キロほどの通勤で比較的空いていて平均時速が22 km/時間であった日の燃費は11.6 km/リットルとなりました。



通常通りの混雑となった日の平均速度は19 km/時間となり、燃費は10.6キロ/リットルとなりました。



この燃費は同じ通勤経路を走ったC180アバンギャルドの燃費の8.8 km/リットルよりも優れたものとなりました。


E200アバンギャルドの方が車重は重いのですが、燃費が良かったのはBSGのおかげでしょうか。


それでもE200アバンギャルドを通勤に使用した場合のハイオクガソリンは1か月83リットルほど必要となります。


ハイオクガソリンの単価が136円/リットルとすると月11,288円必要となります。


この燃料代金はディーゼルエンジンで軽油を使用しているS300hの倍ほどとなってしまいます。


Eクラスを通勤で使うのであれば燃料が軽油の220dの方がおすすめだと思います。


実際に乗っている方によりますと12〜15 km/リットルの様です。


ちなみに私がS300hに乗り換える前に乗っていたGLCクーペ220dの燃費は14 km/リットルでした。

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