今回参加したへーベルハウスの見学会は次の様になっていました。
9時に住宅展示場に集合
9時15分バスにて出発
1軒目の建築現場での構造体の確認と説明
2軒目の築1年のお宅拝見
3軒目の築30年のお宅拝見
住宅展示場に戻って解散
1軒目の見学終了は11時頃となり、バスに戻りますと座席にお弁当のおにぎりが置いてありました。
ここから2軒目に向かう途中に高速道路のSAで20分ほどのトイレ休憩があります。
お弁当はバスのかSA、または住宅展示場に戻ってからのどこで食べても良いとのことでした。
2軒目のお宅に見学へ行くまでにヘーベリアンのオーナー様への質問を用紙に書きこまなければなりません。
私たちはSAでのトイレ休憩の際にベンチで書きました。
そのためお弁当は車内で頂きました。
見学後に戻ってくる時間は午後1時30分を予定していましたが、実際には午後2時30分となりました。
1軒目はまだ内装工事が始まっていない鉄骨とへーベル板と断熱材のみの建築現場見学です。
へーベルハウスの階段は鋼製のベースとなっていることを初めてしりました。
へーベルハウスの鉄骨は家の周りの壁部分のみで家の中に柱は多くありませんでした。
壁の中の配線も綺麗にスリーブの中を通されていました。
これであれば間取りのレイアウトは自由にできますし、将来の間取りの変更も簡単だと思いました。
建物の中では制震装置の説明や壁の断熱性の実験が行われました。
断熱性は実際の壁のミニチュアを使い、バーナーで壁の表面を加熱した際に壁の裏側の断熱材や板などはどうなるかといった実験でした。
モルタルに煉瓦を貼った壁材や窯業(ようぎょう)系サイディングはバーナーの熱によって室内側の板は焼け焦げていましたし、断熱材も溶けていました。
画像がボケてしまいましたがこちらが表面がタイルで裏がモルタルの場合での実験です。
断熱材のグラスウールをめくりますと焦げていました。
こちらが窯業系サイディングですが同じように焦げていました。
もちろんへーベルボードの内側はまったく変化はありませんでした。
手で触ると温かいということはわかりました。
また窯業系サイディングとへーベルボードの上に生卵を置いて加熱する実験も行われましたが、窯業系サイディングはしっかり目玉焼きができていましたが、へーベルボードは生たまごのままでした。
加熱した窯業系サイディングは30cm四方のものですが、熱で反ってしまっていましたし、係の方が力を加えますと真っ二つに折れてしまいました。
現場で質問を係の方にしていましたらあっという間に時間となってしまいました。
ヘーベルハウスは設計上でヘーベル壁のみで耐火としているが、他では外壁と断熱材、屋内材までで耐火の対応をしているとの説明がありました。
へーベルハウスを建てられて1年の方の住宅を訪問して中を見せて頂きました。
1階から2階の間取りや設備もしっかり拝見しました。
そしてオーナーの方からへーベルハウスを選んだ理由や実際に1年住んでみた感想を聞くことができました。
また、アンケートを集めた係の方が質問事項としては暑さや寒さについてのことが一番多かったそうです。
この点については自らもヘーベリアンの方の旭化成ホームズの係の方があまり誇大な期待はしないでくださいとも言っていました。
オーナーの方の話では誰もいない締め切った自宅に帰ってきた場合、それなりに夏の暑さと冬の寒さがありますが、空調によってそれほど時間がかからずに快適になるとのことでした。
付けて良かった設備は電動のシャッター雨戸と床暖房とのことでした。
音に関しても近くに工場があるが、窓を閉めてしまえば気になりませんと言っていました。
へーベルハウスを選んだ1番の理由は耐震性能を期待してとのことでした。
自分がへーベルハウスを建てた場合、30年後はどうなるかを想定するのに実際に30年経った家を拝見するのは実に参考になりました。
我が家は某住宅メーカーの鉄骨系の家で築40年となっています。
それなりにメンテナンスやりホームも行っているのですが、やはり建具のゆがみや老朽化ときしみ音が気になっている状態です。
へーベルハウスは床材や建具に経年劣化は見られますが、かっちり感といいましょうか、歪やへたりなどはまったく感じることもなく建築コストがかかった家はやはり良いということを感じました。
良い家は長く住めるといったことがしっかりわかりました。
オーナーの方も目地や塗装、防水シートのメンテナンスのみで、30年でもほとんど修理箇所は無かったとのことです。
また、オーナーの子供の方もへーベルハウスを建てたとのことで、長年住んで良いということを感じている証拠だと感じました。