ヘーベルハウスの住宅展示場のモデルハウスで思ったことはへーベルハウスは屋根がフラットで単調なデザインになりやすことから、外観で180cmまで突出しが可能な構造を活かして凹凸部が強調されたデザインとなっているということです。
三角屋根では無いことから外観が単調という方もいらっしゃると思いますが、個人的には直線のキューブのデザインも好きなのでとても良いと思ってしまいました。
へーベルハウスは2階の床にへーベルボードが使用されていますので2階で子供が走る音も聞こえないのではと思ったのですが、他の見学者の方の子供が走っている音が以外と聞こえました。
営業担当者にその点を聞きましたら吹き抜けがあるのでどうしても聞こえてしまうとのことでした。
閉鎖できる部屋もありましたので、試しに上の階で走って音を聞くことにしました。
走っていることはわかりましたが、某鉄骨系ハウスメーカーの我が家よりははるかに静かだと感じました。
へーベルハウスのモデルハウスには空の間というベランダとは違った場所がありました。
最初は無駄なスペースと思えて我が家では要らないと思って見ていました。
しかし我が家の敷地は狭いことから庭がまったくありません。
そのため天気の良い日に布団を干したり、夏には子供がプールで水遊びをしたり、アウトドアの様に焼肉を楽しんだりするのには周りの家からの視線もきにすることの無い空の間はとても魅力的に思えてきたのです。
リビングルームと続ければとても魅力的な場所になるという様に見かたが変わりました。
へーベルハウスの3階建てには標準装備としてオイルダンパーを利用した制震装置が付いています。
この制震装置は余震が何度あっても同じような性能で揺れを軽減してくれるのです。
このオイルダンパーの寿命も60年相当とのことです。
大地震が来た時に少しでも家の揺れが少なくなれば家具などが倒れたりすることが減りますし、損傷も少なくなるのではないでしょうか。
他メーカーで制震装置の装着がオプションのハウスメーカーがありますが、へーベルハウスは標準装備ということでとても魅力的に思えました。
へーベルハウスの特徴として断熱材はグラスウールではなくネオマフォームという断熱材が外壁の内側に使われています。
ネオマフォームが良いと思った点はグラスウールの様に湿気を吸わないことです。
へーベルハウスのモデルルームには断熱材にグラスウールを使用した住宅の解体工事で、壁のグラスウールにカビが発生している写真が展示してありました。
住んでいる家の壁の中はカビだらけというのは健康上どう考えても良くないのではないでしょうか。
また、グラスウールの粉末を吸い込めばじん肺の要因になり得ますので将来アスベストの様に解体時に特別の配慮が必要となるかもしれません。
我が家の建て替える家には屋根瓦に断熱材として石綿が使用されていることから解体費が400万円近くと非常に高くなってしまったのです。
グラスウールも当初は国際がん研究機関の発がん性リスクがグループ2Bであったものが見直しによりグループ3になっています。
個人的な意見ですが、我が家が家を建て替えて、60年後に再び建て替えを行う時にはどうなっているか分からないと考えると、ネオマフォームはそういった事が無いと想定できるので、断熱性能と共に魅力的に思えました。
へーベルハウスと比較したのはセキスイハイムでしたが、ハイムはユニット工法のため間取りの自由度がへーベルハウスに比べると少し低いことがわかりました。
セキスイハイムのユニットも種類がたくさんありますのである程度敷地を有効活用するための凹凸はできたのですが、我が家が望んだ間取りへの対応はできませんでした。
へーベルハウスも制約があったのですが、我が家の希望に近い間取り対応が出来ました。