伊勢観光で内宮はおかげ横丁の観光もあり何度も行っているのですが、外宮は一度も行ったことがなかったので行くことにしました。
前日の金曜日は平日にもかかわらず午前11時頃には駐車場の規制が行われていて、少し離れたB5・B6駐車場しか利用できない状況となっていました。
私たちが外宮を観光したのは土曜日の午前10時頃でしたが、第一駐車場もそれほど混んでいませんでした。
内宮駐車場は有料ですが、外宮の駐車場は無料であることからも穴場の観光スポットということがわかります。
第一駐車場からすぐの所に衛士見張所があり、こちらにマップが置かれていますのでもらって観光するのがおすすめです。
私たちは駐車場からですから表参道からではなく日除橋から北御門鳥居を通り神楽殿に向かいました。
天気が良いので日差しは暑い日でしたが、参道は木々が茂っていることから涼しくて観光は快適でした。
そして土宮に向かいましたが途中には三つ石があります。
三つ石の正式名称は「川原祓所」と言うそうです。
かつては外宮西側を流れる宮川の支流がこの三つ石のある場所を通っていたとのことですが、近くにある池はかつて宮川の一部だったのでしょうか。
そしてまずは土宮をお参りしました。
それから風の宮と多賀宮に行きましたが、こちらは参拝の列が出来ていました。
そして表参道方面に向かって行きせんぐう館を見ました。
せんぐう館に入場している人はとても少なく、ゆっくりと展示品を見ることが出来ました。
残念ながら中は撮影禁止でしたのでパンフレットに載っている画像にて気にいったポイントを教えます。
まずは入りますと1953年の式年遷宮の際に整えられた樹齢400年を超える檜の一枚板で作られた「御扉」が展示されていて、下には御扉の開閉に使われた御鍵も展示されています。
そして御装束神宝のきれいさと工作の細かさには驚きました。
出展:せんぐう館入館証
一番良かったのが外宮正殿原寸大模型です。
出展:せんぐう館入館証
近くまで寄ることができますので外宮正殿の大きさが分かりました。
そしてせんぐう館の中から勾玉池の景色を最後に見て見学順路は終わりです。
せんぐう館の中にはとてもきれいなトイレが最終コーナーにありますので利用すると良いでしょう。
外宮もせんぐう館も休日にもかかわらずとても空いていて静かでしたから観光の穴場としておすすめです。
外宮の次に近くでどこか観光できないかと思い見つけたのが観光穴場と言われている伊勢河崎商人館です。
そして伊勢河崎商人館の周りの河崎は、町を流れる勢田川の水路沿いに発展した大きな問屋街の町並みが残っていて昔ながらの風景が少し残っています。
思ったよりも質素なため観光客も少なく静かな観光地となっています。
観光の際に気を付けなければならないのは河崎本通りはとても狭く、車のすれ違いができない場所や、3ナンバーの車はほんとうにギリギリの幅といった箇所があることです。
特に伊勢河崎商人館の前の道幅は狭く、私の車は通るのにとても苦労しました。
駐車場も中橋の近くのガス灯がある駐車場に入れたのですが、ここが異常に幅が狭く、軽自動車しか駐車場内でUターンできないほどとなっています。
この先の橋の手前左手の駐車場です。
私の車はそのため駐車場からバックで大通りまで出なければなりませんでした。
3ナンバーの車は(株)南勢設備横の大きな駐車場に停めるのがおすすめです。
八間道路の船江の交差点から入って行きますと突き当りが大きな駐車場になっています。
狭い道を無事に通って駐車場に車を停めて散策に向かいました。
河崎町に入った印象は少しさびれたただの古い町並みといった感じでした。
伊勢河崎商人館で駐車場を聞いた時にもらった地図を見ながら進みましたのでどういった建物か分かりますが、地図がなければわからない建物も多々あります。
まずは普通の民家の珈琲豆のお店のなかむら珈房です。
人気店のようでお客さんが訪れていました。
しばらくすると左手に河崎川の駅がありました。
河崎と神社港を結ぶ和船のみずきの船着き場だそうです。
そして目的地の伊勢河崎商人館があります。
地図をみますとまだまだ古い町並みは続いているので進みました。
昔ながらの八百屋さんがありましたが、こちらは地元の老人でにぎわっていました。
そして牡蠣料理店の「牡蠣の朋」です。
生牡蠣2個・カキフライ・小鉢・御飯・カキ味噌汁の牡蠣の朋定食が1,870円となっていて魅力的でしたし、お店もおしゃれな感じでしたが、同伴者が牡蠣は食べたくないと言いましたのでパスしました。
その隣にあるのが炉端焼きのお店の「あじっこ」です。
伊勢海老雑炊880円が名物らしいけれど、少し暑い日の今日に雑炊は無理と思いパスしました。
目についた建物はそれぐらいでしょうか。
有名な寿司店は夜のみの営業でしたので、お昼時には営業しておらず残念でした。
伊勢観光の穴場ということで期待して来たのが伊勢河崎商人館です。
中に入りますと館内の見学順路をスタッフの方が教えてくれます。
こちらの建物は酒問屋の商家です。
海上輸送の拠点の酒問屋として、参宮客でにぎわう宇治・山田に供給していたようです。
伊勢河崎商人館の中の様子です。
こちらが応接間で大正、昭和初期のモダニズムスタイルの暖炉があります。
階段はこのようにタンスにもなっていますのでとても急となっています。
戸のネジの鍵が歴史を感じます。
母屋1階の和室2間で、古いラジオが置かれていました。
京都裏千家とのゆかりがしのばれる茶室です。
ここからが内蔵資料館で、河崎の商家の資料が展示されています。
伊勢の町並みで特徴ある切り妻屋根にあった飾り瓦です。
資料館から母屋側の景色です。
小川酒店が灘の銘酒の白鹿の代理店であった事がわかる看板です。
日本で最初の紙幣の「山田羽書」(はがき)で、江戸初期のものだそうです。
個人の手形の様なものが次第に紙幣の形態を整え、独自の通貨紙幣が生み出されたそうです。
繁栄を極めた当時はきっとすごかったということがしのばれる場所でした。
伊勢河崎の町を巡っていますとちょうどお昼時間でしたので、どこで食べようか迷っていましたら伊勢うどんのつたやがありました。
店の向かい側に駐車場があるのですが、満車となっていますので人気店で混んでいると思いその時は素通りしました。
そのまま河崎の町を散策していましたが、ランチでよさそうな店は見つかりませんでした。
そのため戻る時に駐車場を見ましたら車が減っていましたのでお見せに入ることにしました。
中は昔ながらのうどん屋さんのお店の雰囲気となっています。
お店の方におすすめをききましたら伊勢かやくうどんか焼豚伊勢うどんが良いと言われましたので注文しました。
伊勢かやくうどんはお店の方が言うように彩がきれいです。
焼豚伊勢うどんはチャーシューが乗ったうどんなのですが、伊勢うどんの甘辛いタレとの相性が抜群でおいしく頂くことができました。
お店には取材時のタレントの色紙が多く飾られていますので、人気店という事がわかります。
ごちそうさまでした。