以前はFJクルーザーの荷室を使用した車中泊の際はリアシートの座面を折りたたんだ際にできる床面からの出っ張りを無くすため分厚い発泡スチロールを敷いて、その上にマットを敷いて寝ていました。
しかしそれでは天井までの空間が狭くなってしまうので少し窮屈感を感じていました。
そのためFJクルーザーで車中泊をする場合はリアシートの座面を外して準備をしてから行く様にしました。
もちろんリアシートがありませんので2名までの車中泊となります。
リアシートの座面を外して走行して良いかと疑問に思ったので調べてみました。
日本の道路交通法では備え付けられているシートを外して公道を走行したら違法と規定する項目は無いそうです。
シートの取り外しは不正改造にはならないようです。
ただし取り外したリアに人を乗せるのは違法となります。
あくまでも自己責任で私は行いました。
FJクルーザーのリアシートの座面取り外しはとても簡単で5分もあればできます。
取り外すのは座面のシートをボディに固定しているボルトを2本抜けば良いだけです。
座面を外した後にボルトは無くさないようにもう一度ボルト穴に入れて軽く締めておきます。
取り外した座面のシートは家のどこかで保管しておきます。
座面を外した状態で背面を倒せば広い空間の出来上がりです。
若干荷室と倒した背面には段差があり、荷室の方が低くなっていますので、こちらには丁度良い寸法にカットした発泡スチロールを敷いて、その上から段ボール紙を一枚敷きます。
こうすることでより快適に寝ることができるフラットな床面ができあがります。
我が家には車中泊用に用意すた厚さ5センチほどの発泡スチロールがありますが、無い場合は段ボール箱をつぶした段ボールを重ねて敷いても良いと思います。
一番上に敷いた段ボールはずれないようにガムテープで固定して使用していました。
2泊3日の車中泊程度でしたら床面はこの程度で十分ではないでしょうか。
発泡スチロールと広い段ボールを購入する安価な費用でベースは出来上がりです。
これでFJクルーザーの荷室は快適な凹凸の少ない寝る空間となります。
実際にFJクルーザーで車中泊した時の写真はこちらです。
クッションがあった方が快適ですからマットを2枚敷いて、寝袋を使用します。
身長175センチの大人二人が十分に横になって寝ることができるスペースとなっています。
車内で本当に熟睡することができ、夜11時頃に寝ましたら、朝7時30分頃までゆっくり寝ることができました。
廻りにも車中泊の方いらっしゃって車のエンジンをかけて寝ている方もいたのですが、窓やバックドアの窓も閉めますとFJの車内は意外と静かでした。
ただし雨の日の天井に雨粒が落ちる音は少し気になります。
FJクルーザーの天井の吸音材は少ないみたいですね。
車内泊をする場合にはフロントのシートは最前列にセットした場合、フロントシートの背面とリアシートの足元の部分がぽっかりと空きます。
私はこの部分に空気を入れて物が置けるようにできるスペースクッションを入れて使っています。
スペースクッションにより床面の部分は拡大して更に快適になります。
FJクルーザーはアメリカ市場向けの車両であったためか、国産車のRVの多くの車の様にバックドアを室内側から開けることが出来ません。
そのため車中泊時に車内から出る場合はフロントドアを開ける必要があります。
フロントドアを開けて、観音開きのリアドアを開けようやく車外に出るのですが、この点が非常にマイナスポイントです。
道の駅の駐車場など、隣の車との隙間が少ない狭い駐車場ではドアを開けるのに非常に気を使います。
バックドアの内張に穴を開けて室内側から開く様に改造されている方もいらっしゃるようですが、私はそこまでする必要は無いと思い施しませんでした。