メルセデスベンツGLCクーペに装着されていたハンコックタイヤのベンタスS1evo2からピレリのスコーピオンヴェルデオールシーズンに替えてから10,000キロを走破しましたので感想と現在の状況についてお知らせします。
メルセデスベンツGLCクーペを購入してとても不快であったフロントタイヤのジャダー現象ですが、ピレリに交換してからはまったく感じることが無くなりました。
ハンコックタイヤの交換前はジャダー現象が寒い時だけでなく通常でも発生してとても不快だったのが嘘のようです。
冬の気温が下がってタイヤが温まっていない状態でもハンコックタイヤの時に発生していたジャダー現象はまったく感じませんでした。
唯一不満なのは乗り心地の固さを感じる点です。
オールシーズンタイヤですからある程度ソフトな乗り心地を想像していたのですが、かなりカッチリとした乗り心地です。
これはこれでステアリングもカッチリとしているという感触につながっているのですが。
雨の日のグリップもオールシーズンタイヤはサイプが細かく入っているのでグリップが落ちると思ったのですが、通勤程度の速度域ではまったく問題ありません。
こちらの画像が10,000キロを走破したフロントタイヤの状態です。
ハンコックのタイヤ画像
ハンコックタイヤの状態と比べて頂くと良いと思います。
ハンコックタイヤは通勤での利用という速度が低い状態の使用でも、フロントタイヤの外側の摩耗が進んでハンドリングに影響が出ていたのですが、ピレリタイヤの現状の減り具合から想像しますと偏摩耗は少ないのではないでしょうか。
ピレリスコーピオンヴェルデオールシーズンは純正タイヤと同じサイズですから空気圧も同じと思ったのですが、適正空気圧も調べてみました。
ハンコックタイヤのベンタスS1evo2は101Yでした。
実は最高速度は時速300キロ対応のタイヤだったのですね。
ピレリスコーピオンヴェルデオールシーズンはフロントが105Vでリアが103Vです。
許容速度は時速240キロまでのタイヤですが、この速度域はまったく利用しませんので問題ありません。
荷重指数がハンコックの825sのタイヤに対してピレリはフロントが875s、リアが925sとアップとなりました。
適正空気圧を計算しますとフロントが190kpa、リアが210kpaとなります。
ベンツの車体に表示されている適正空気圧の220kpaからしますとフロントの空気圧が少し高いのかもしれません。
最大の空気圧は前後共250kpaと計算上はなりますので問題ないのですが。
さっそく現在の空気圧を計測しました。
そうすると前後とも240kpaとなっていました。
前輪は純正で5名乗車でも220kpa指定ですから高すぎます。
タイヤ交換後にヤナセにて点検があったのですが、タイヤの空気圧調整は行われなかったのですね。
さっそく前後タイヤとも220kpaに調整しました。
するとたかが20kpaの差ですが乗り心地が格段に改善されました。
今までオールシーズンタイヤなのにこの乗り心地の固さは何なのかと思っていたのが解消されました。
ハンドリングと乗り心地は純正のハンコックタイヤとまったく同じレベルとなりました。