幼稚園の孫は本を読み聞かせしてもらうのが大好きで、何冊も読んで欲しいと持ってきます。
まだ字は読めませんので本の絵を見ながら話しを聞くのが好きなのです。
我が家には息子や娘に読み聞かせていた本が残っていたので、最初はその本を何度も読んであげていたのですが、さすがに最近では他に本が無いのかという様になりました。
最近の本はどれが良いのかわかりませんでしたので最近のベストセラーとして紹介されている本を購入しました。
購入した本の読む方の感じた感想と、孫の読んで欲しい度合いについてご紹介します。
あくまでも個人的な感想となっていますのでよろしくお願いします。
作:アーノルド・ローベル
小学校の教科書にも載っている傑作で、がまくんとかえるくんのユーモラスな友情の物語ということで期待して購入しました。
アーノルド・ローベルという作者はまったく知りませんでしたが、アメリカの作家の方で、この本はコルデコット賞次賞と全米図書賞も受賞されていた作品でした。
ユーモラスな中に、ほんのちょっとしたお互いの思いやりを感じるとのことでしたが、日本人のユーモラスの感覚とは少し違うなと個人的には感じてしまいました。
物語の内容で、かえるが水着を着ている姿が変であるとみんなが笑うポイントなどは、個人的には少しいじめに近い描写なのではと感じて、これは良いのかなと正直思いました。
それでも孫は読んで欲しいとたまに持ってきますので、気に入ったところもあるようです。
1冊を読むのは大変ですから半分ほど毎回読んでいます。
読み聞かせている本人があまり面白い本ではないと感じながら読んでいるのが影響してか、頻繁に読んで欲しいとは言わない本となっています。
それでも嫌いな本ではないようで、たまに読んで欲しいと持ってきます。
作:ルース・スタイルス・ガネット
こちらの本は息子にも買ってあげた本でしたので、孫にも読み聞かせ用として再度購入してみました。
冒険が描かれている本は孫が大好きなので、読み聞かせてあげれば喜んでもらえるかなと思ったのですが、幼稚園児には文中に書かれた絵が少ないのが問題でした。
本のページに描かれている絵も見ながら話しを聞いている現状では、まだまだ時期が早かったようです。
もう少し大きくなったら自分で読んでくれることを期待します。
絵が少ないことから読んで欲しいとは言わない本となっています。
もう少し大きくなったらもう一度読んであげるつもりです。
作:中川 李枝子
この作者の方は孫も大好きな映画の「となりのトトロ」の楽曲の「さんぽ」の作詞をされた方なので、この本にもすごく期待しました。
そして探検の物語は読み聞かせていますと、聞いている孫がわくわくしているのがわかりますので、読む方も楽しくなります。
冒険が始まって推移していくのはとても良いのですが、最後のオチ?なのか、冒険の結末がいまひとつという感じが残ったのが残念でした。
結末の時間的な不整合を気にしなく、何気ない日常の中の冒険と捉えるのであればよいのかもしれません。
本には冒険の地図の様な絵もあることから楽しんでくれていました。
冒険ものではもっとわくわくする本があるので、一番ではないようです。
作:ふるた たるひ
ページ数が多い本ですから読むのが大変なのですが、孫がとてもワクワクドキドキして聞いているのがわかりますので意外とすんなり読めてしまいます。
冒険と共に日本的な友情や、決して聞き分けの良いことが美徳ではないことと、保育園の先生の気遣いも感じるとても良い本だと思います。
本に描かれている絵もとても迫力があって、孫が楽しんでいるのがわかり良いと感じます。
読み聞かせする年齢の幼稚園児にはお勧めの本だと感じました。
幼稚園児である孫にとっては、保育園で起こることは身近に感じるようです。
そのため読んで欲しいと言われる本となっています。
作:中川 李枝子
厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞本ですから読んでいますとその良さをしっかり感じます。
特にくじらとりという物語が読み聞かせすると、その様子がしっかり孫にも伝わることからとても楽しんでいるのがわかりました。
保育園の室内で園児が作った船に乗り込むと、なぜか海に行けてしまうといった展開はとても面白く、読んでいる方も楽しめました。
孫も大好きなレゴブロックで作った船などで、空想の冒険を楽しんでくれるのではないでしょうか。
幼稚園児の孫には同じ環境の保育園が舞台となった物語はとても共感するので好きなようです。
何度も読んで欲しいと言われる1冊です。
こちらはさるとかに、三びきのこぶた、おむすびころりん、おおかみと七ひきのこやぎなど昔ばなしなど20話が載っている本です。
CDが付いていますのでCDプレーヤーをかけながら孫が自分で本の絵を見て楽しんでくれないかなと思い購入しました。
そうしましたらCDではなく読んで聞かせて欲しいと言われましたので、今は読み聞かせとなっています。
物語がそれほど長くはないので読み聞かせする方も楽ですし、孫も1話を聞きますと満足してくれます。
絵が大きいこともあり内容がとらえやすいようです。
本当によく読み聞かせをしてくれと持ってくる本となっています。
全4冊のシリーズのようですから、これだけ楽しんでもらえるのであれば残りの3冊も買っても良いかなと思います。
ただし、CDがついていることからそれなりの値段となっていますので、CDの無い廉価版があればうれしい本です。
偶然書店で見つけた本です。
通常では想像できないパンダ専用の銭湯の様子に読んでいる方もはまってしまいそうな1冊です。
ネタバレになってしまいますので書けませんが、絵に合わせてと読み聞かせる話の内容は、アドリブを加えてより面白くしてあげることもできます。
ユーモラスな本をお探しの方にはおすすめの1冊です。
パンダの秘密を本当の様に楽しんでいることがわかります。
本当は・・・・・・・かも?と想像して楽しんでいる様子がわかります。
行動がちょっと変わったねずみがだんだんと更生していく物語かと思い読み聞かせしていましたら、なんとそれが特技となってネズミの人生がかわっていくという物語でした。
一芸に秀でるものは成功するというサクセス物語なのです。
幼稚園児にはわからないと思いますが、その事は読み手が少し説明をしています。
ネズミのお母さんが子ネズミに危険なことを教える方法として、歌で教えるというのは良い方法だなと感心しました。
読み聞かせの時には私が勝手に作曲をして歌を歌うのですが、毎回違うメロディとなってしまい少し大変です。
孫は楽しんで聞いていますので良い本だと思います。
絵もしっかりと描かれていますので楽しんで見ています。
再度読んで欲しいと言われることが多い本です。