
燦里に宿泊の際のチェックインは午後2時30分からできるのですが、私たちがチェックインしたのは午後4時頃でした。
自家用車でホテル敷地内に入りますと玄関先に入れと係の方に誘導されました。
名前を伝えて荷物を係の方がロビーに運んでくれるのですが、前にレンタカーで来ていた海外の方の車がすでに入っていました。
受付に手間取っていて、なかなか車が動きません。
玄関先は車が2台すれ違う余裕が無い狭さですからその車が動くまで待たなくてはなりませんでした。
係とドライバーのやり取り終わったようで3分ほどしてやっと車が動くかと思ったのですが、それからトランクが開いて海外の方ですから大きなスーツケースが3個もあるのが見えました。
係の方はスーツケースを下ろすのを手伝っていませんでしたので、いつその車が荷物を下ろして動いてくれる様になるのかまったくわかりません。
5分ほど待ちましたが、まだ何分かかるか分からないのでバックして駐車場に行くことにしました。
車をカーブしたエントランスの正面から出るのには30メートルはバックしなければならないのですが、我が家を担当した手の空いているスタッフは知らんふりで誘導もしてくれませんでした。
この時は正直選ぶホテルを間違えたかなと感じました。
玄関近くの駐車場18台分しかなく、こちらはすでに満車となっていて、200メートルほど離れた駐車場に車を停めるしかありませんでした。
同行者によるチェックインはすでに終わっていて待っていましたので、思わず駐車場が遠かったと言ってしまいました。
ホテル鐘山苑に宿泊する際はチェックインがおすすめです。
フロントでチェックアウト清算が終わりましたら、荷物は重いので私だけが遠い駐車場まで車を取りに行きました。
朝冷え込んだのでフロントガラスが凍っていてすぐには車を動かせ状態ではなく、氷を溶かしていましたら遅いので同行者が重いキャスターバックを自分で持って駐車場まで来ました。
残念ながらお見送りの言葉もサービスも無かったとのことで、燦里の部屋に宿泊したので高級ホテルのサービスを期待していたのですが、がっかりしたとの事でした。
玄関前には団体客用のバスが鎮座していて、団体客の方ですかとは聞かれたとのこと。
国内や海外からの団体客を多く受け入れるホテルに、団体客を受け入れない旅館と同等のサービスを望んだのが間違いだったと感じました。
燦里の部屋は細流亭3号館の6階から9階の富士山側の部屋となります。
ただし建物は道路に対して並行して建っているので富士山は部屋の真正面ではなく、斜め左手に見えます。
窓際に大きなデベッドがありますが、こちらも正面は畑と建物で、富士山は斜め左手奥にあるといった景色を眺めることになります。
そのため部屋にある露天風呂からも左斜め前に見るといった事になります。
露天風呂は気温が低い日には寒いので、露天風呂とは仕切られた空間となったシャワールームで体を温めてから入るのがおすすめです。
ベッドルームのベッドの寝心地は良かったのですが、シーツなどがコットンではなく、とても表面がツルツルした絹でしたので個人的には寝づらいと感じてしまいました。
枕は3種類用意されていましたので、自分の首に合う枕を使用することができます。
冷蔵庫の中には無料の缶ビールが2本、ポカリスエット、麦茶、ぶどうサイダー、わらび餅が入っていました。
コーヒーマシンもありますので、好みのコーヒーをいつでも飲むことができます。
洗面台のボウルは1か所ですから、朝の支度は順番待ちとなります。
アメニティは他の方のブログに持って行かなくても良いようなことが書かれていましたが、実際にあったのはシャンプー、コンディショナー、ボディソープの小さなセットとクレンジング、ローション、ミルク、ハンドソープだけでしたので、化粧品などは持参した使い慣れたものを使用しました。
ドライヤーはパナソニックのナノイーが置かれていて便利でした。
使用したタオルやバスタオルを乾かすことができるヒーターがあったのは便利でした。
浴衣と作務衣、パジャマ、バスローブが用意されていたのは便利でした。
燦里の部屋に宿泊の方は1階のエレベーター近くにあるクラブルームが利用できます。
クラブルームでは午後6時までワインとビールを飲むことができます。
ビールは生ビールサーバーが用意されています。
ワインはハギースパーク重畳(ちょうじょう)2022年(定価1,992円)、甲州 シュールリー(定価1,870円)、ルミエール南野呂 マスカットベイリーA(定価3,520円)が置かれていました。
つまみはクッキー3種類とミックスナッツだけでした。
ジュースは桃ジュース、ぶどうジュース、りんごジュースの3種類です。
食事前に軽く飲むには最適でしたが、この日の利用者は海外からの方ばかりでした。
夕食は1階にあります燦々ダイニング・咲くやでとなります。
山梨ですから当然ワインを頂こうと思ったのですが、単価が高いので安いワインで我慢しました。
種類と価格は次となっていました。
スパークリングワイン
アスティスプマンテ 6,000円
ルミエールスパークリング甲州 10,000円
モエ・エシャンドン・モエ・インペリアル 12,000円
アンリ・ジローブラン・ド・クレNV 13,000円
エグリ・ウーリエブリュットトラディショナル・グラン・クリュNV 38,000円
ドン・ペリニオン 44,000円
定価1,300円ほどのアスティスプマンテが6,000円、定価2,900円ほどのルミエールスパークリング甲州が10,000円などの価格となっています。
山梨県産白ワイン
アルガブランカクラレーザ勝沼醸造 7,000円
セミヨンソーヴィニオン・ブラン シャトレーゼワイナリー 7,500円
シャトーマルス穂坂日之城シャルドネ マルスワイナリー 12,000円
アルガブランカクラレーザ勝沼醸造は定価2,000円、セミヨンソーヴィニオン・ブラン シャトレーゼワイナリーは定価2,750円、シャトーマルス穂坂日之城シャルドネ マルスワイナリーは定価6,050円です。
山梨県産赤ワイン
山梨ドグレイス 中央葡萄酒 8,000円
シャトー・ルミエール 9,000円
グレイスあけの 中央葡萄酒 13,000円
これ以外にも赤・白ともフランスのワインが用意されています。
わが家は白ワインのリースリングレゼルブ ヴィルム・アルザス7,700円(定価2,200円)とセミヨンソーヴィニオン・ブラン シャトレーゼワイナリー 7,500円(定価2,750円)と迷いましたが、スタッフがセミヨンソーヴィニオン・ブランシャトレーゼワイナリーの方が良いと言いましたのでそうしました。
ワインの感想はとても軽いワインでした。
サーロインステーキの時にはもうワインはほとんど飲んでしまいましたので、グラスワインの煮物で有名なフジッコワイナリーのフジクレールメルロー1,400円を頂きました。
こちらはミディアムボディで軽く飲みやすいものでした。
料理の方の献立は次となっていました。
食前酒
先付: 手作り豆腐 雲丹 化弁百合根 山葵 柚子胡椒餡
前菜: 蟹砧巻き 養老豆腐 梅花長芋 菜の花昆布巻き ローストビーフ 鯛小袖寿司 公魚一夜干し 蛸柔らか煮 富士山ゼリー
御椀: 清汁仕立て 甘鯛 豆腐 薄氷大根 松茸 富士山人参 梅花麩 白髪葱
御造り: 料理長厳選御造り あしらい一式
焼物: 鰤照り焼き 湯葉豆腐 九条葱 糸唐辛子
焚き合せ: 桝大根 海老 筍 アスパラ 梅人参 銀餡
肉料理: 国産牛サーロインステーキ 玉ねぎソース トマト 玉ねぎ 生野菜 鱶鰭茶碗蒸し
ステーキの量は少なくてこれだけと思ったのは私だけかな?
食事: 鮭炊込み御飯 いくら添え なめこ汁 香の物
水菓子: ゼリー 豆乳アイス キャロブパウダー 小豆餡 林檎コンポート ラズベリー ミント
食事のスタートは午後7時からとしましたらダイニングはとても空いていて静かで、ゆっくり食事をすることができました。
テーブルスタッフとも会話ができてとても楽しい夕食となりました、ご馳走様でした。
食事は1時間30分ほどで終わりましたのでロビーに行きますとちょうど霊峰太鼓ショーが始まるところでした。
スタッフの方からビンゴカードを渡され、ショーが終わるとビンゴゲームがあるとのことでした。
短いですが動画はこちらになります。
ホールに来た方は多かったのですが、日本人よりも海外からの方が多いのは驚きでした。
2階にある売店にも行きましたが、こちらでショッピングしているのは海外の方ばかりでした。
海外の方でにぎわっていましたので、我が家は見るだけで購入はしませんでした。
大浴場は撮影禁止と書かれていましたので画像はありません。
10階にある露天風呂は午後3時から午後6時30分が女性用、午前6時から午前10時が男性用となっていました。
こちらは一番深いところが90センチありますので気を付けてくださいと説明がありましたが、私たちが利用した日の夕方にはグループ旅行で来ていたご老人の方が溺れたようで大騒ぎとなり、救急車や警察が来ていて利用ができなくなっていました。
翌朝は通常通りに利用できましたので行きましたが、最上段の寝湯に寝ますと正面に富士山の雄大な景色が広がりすばらしいものでした。
1階にある大浴場の赤富士は内湯と露天風呂がありますが、露天風呂はそれほど広くありません。
富士山も少しだけ見ることができますが、10階の露天風呂にはまったくかないません。
私がこちらの内湯に入ったときには温度がぬるいと感じたので、湯温を確認しましたら40.8度の表示となっていました。
個人的にはもう少し熱い方が好みですが、湯上り後にはポカポカ感がありました。
部屋から履いて来たスリッパは間違えないように番号札が置かれていました。
朝食は朝食のチケットを持って燦々ダイニング・咲くやに行きます。
席は前日と同じ場所となります。
席に着きますと料理が箱に入って運ばれてきます。
ドリンクはセルフサービスとなっていて、オレンジジュース、りんごジュース、天然水、野菜ジュース、ぶどうジュース、牛乳、コーヒー、紅茶、緑茶、ほうじ茶、ルイボスティーがありました。
朝食の献立は次となっています。
焼物: 鯖 塩鮭
卵料理: 出汁巻き玉子 青味 染卸し
煮物:ふろふき大根
フレッシュサラダ クルトン ドレッシング
富士の名水 柚子豆腐 塩辛
南蛮漬け
明太子
鼈甲生姜 秋刀魚の甘露煮
台の物: 蒸し野菜 ブロッコリー 蕪 紅心大根 アスパラガス 人参 南瓜 じゃがいも
食事: 白米またはお粥 白味噌汁
デザート: ヨーグルト グラノーラ ブルーベリー キウイフルーツ ストロベリーソース ミント
朝からお腹一杯になりました、ごちそうさまでした。